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ビーバー チャッコーナ(夜警) [曲目解説]

ハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー
Heinrich Ignaz Franz von Biber (1644-1704)
5声のセレナード A.877aよりチャッコーナ(夜警)
Ciacona (Der Nachtwächter), Serenada à cinque
 
ビーバーは現在のチェコに生まれ、17世紀後半にオーストリア、
ザルツブルクの宮廷楽長として活躍した作曲家、ヴァイオリン奏者。
「ロザリオのソナタ」「描写的なソナタ」など、
高度な技巧を必要とする独創的なヴァイオリンソナタを
残している。
彼の息子も宮廷楽長となり、モーツァルトの父レオポルドは
その楽員であった。

チャッコーナは1670年頃に作曲された
「5声のセレナード A.877a」の第4曲。
6曲からなる弦楽のセレナードであるが、
この曲のみ男声が入り、夜警(夜の見回り)が、
「9時になった、火に気をつけて」と歌う。

オリジナル編成:弦楽5部, 通奏低音
NTコネクション編成(藤原編):
 バロックファゴット:白澤 亨
 チェンバロ:安岡厚子
 チェンバロ:笠原恒則

楽譜:IMSLP
出版:Hannover: Adolph Nagel's Verlag, 1934.

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