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カツァッティ チャッコーナ [曲目解説]

マウリツィオ・カツァッティ
 Maurizio Cazzati (1616-1678)
 3声のチャッコーナ(3声または4声の舞曲集作品4から)
 Ciacona à 3 (Correnti, Balletti, Galiarde a3 è4 Op.4, 1651)

オリジナル編成:2 Violins, Violone, Spinetta/Chitarone
NTコネクション編成
 リコーダー:丸杉俊彦
 バロックオーボエ:藤原 満
 チェンバロ:安岡厚子

カツァッティはイタリアバロック中期の作曲家。詳しい経歴は
残されていないが、北イタリアで生まれ育ち、ボローニャの
宮廷楽長として活躍した。

ボローニャ時代の1651年に出版された舞曲集作品4は、
33曲の短い曲からなり、Corrent(クーラント)、
Ballet(バレエ)、Galiarde(ガリアード)と
Ciacona(シャコンヌ)が含まれている。

チャッコーナCiaconaはシャコンヌのイタリア語表記。
スペインからイタリアに伝わった明るい快速な舞曲が原型で
まず初期イタリアバロック音楽で流行し、ヨーロッパ各国へ
広がっていった。シャコンヌの原型を伺わせる佳品。

楽譜 IMSLP
出版:1651年、 Antwerp: Phalèse
 1659年、Venice: Francesco Magni
Magni版の表紙
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